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2018/04/13 15:47

 こんにちは、Lampadaスタッフのアユです。

 いつもは店頭でお客さまにお話している、照明や照明器具についての役立つ知識や生活のヒントを、このコラムでお伝えしていきます。よろしくお願いします。





 お部屋づくりのために、照明器具の「シェード」のデザインにこだわる方は多いですよね。

でも実は、それと同じくらい大切なのが「電球」です。


 室内の光の質を左右するのは、照明についている「電球」。

 白熱球、蛍光灯、LEDの3つのタイプに分かれますが、この3つの違いって、ご存知ですか?

実は「光の質」が全く違います。


 電球のタイプが変わると、お部屋の印象がガラリと変わってしまうだけでなく、心と体の状態まで変わってしまうので、とても重要なんです。


 ゆったりと食事をしたり、おしゃべりを楽しんだり、趣味に没頭したり・・・

 「自分の時間」を大切にするためには、インテリアや食べ物と同じように、自分のモードに合う”明かり”が大切です。


 リラックスするための空間だからこそ、上手に”明かり”を活用できるといいですよね。 


 今回は、3つのタイプの電球の明かりの違いをお伝えします。




温もりがある光「白熱球」




 まずご紹介するのが、白熱球。

 昔からあって、馴染みのある電球です。エジソンが発明したので有名ですね。


 白熱球の中には、フィラメントという細い線が入っています。電気を流すとフィラメントは2500〜3000度という高温になり、強い光が出る仕組みになっています。


 白熱球の光の特徴は、温もりがある光、心が和む柔らかな光です。

 それは、フィラメントが燃えることで光が出ているから。

 白熱球の光は、太陽の光・焚き火の光・ろうそくの明かりと近いものになります。また、赤外線などの波長の長い光も含まれているので、温かみがある色合いになります。


 白熱球の灯す暖色系の明かりは、影が出てモノを立体的に見せてくれたり、自然な色に見えるようにしてくれます。

 これは、お料理を美味しそうに見せてくれたり、顔色をよく見せてくれたりする効果があります。


 また、白熱球は「調光」といって、光の明るさを段階的に調節することもできるので、寝室の明かりにピッタリ。調光で光を弱くしていくと茜色(オレンジ色)に近くなります。これは、夕日や焚き火の光に近く、心を落ち着けて安らかな眠りに導いてくれますよ。




 白熱球に対して、蛍光灯・LEDは科学的な光になります。


 

清潔感がある光「蛍光灯」




 蛍光灯には水銀が入っていて、電気を流すと蛍光ランプの中の電子が、水銀(水銀原子)にぶつかり、光を出します。

 原子の数だけ発光点があるので、蛍光灯の明かりは、まんべんなく照らし、影ができにくいという特徴があります。コンビニやオフィスの明かりをイメージするとわかりやすいですね。広範囲が照らせますが、モノが平面的、均一に見えます。


 青白い光のイメージが強い蛍光灯ですが、蛍光物質の配合で電球色を変えることができるので、白い光だけでなく、温かみのある色の蛍光灯もあります。


 光の質としては、清潔感があり、すっきり爽やかな感じに見せてくれます。

 また、まんべんなく明るくしてくれるので、洗面所や廊下など、一灯で全てを照らす必要のある場所にオススメ。

 

 ただ、蛍光灯は点灯してから100%の明るさになるまで時間がかかるので、玄関やトイレなど点けたり消したりする場所だと、あまり向きません。





ブルーライトが必ず入る「LED」




 LEDは電球内に組み込まれた発光ダイオードが光る仕組みです。

 電圧をかけると、半導体素子(電子部品)が発光するのを利用しています。


  白熱球や蛍光灯と違って、点で発光する(点発光)し、一直線に向かう性質が強いのが特徴です。そのため、部屋全体を照らすためのLED電球は、様々な方向への光の集合体となり、とても強い光になります。


 LEDにも「調光」できるものも販売されるようになっていますが、白熱球ほど得意ではないので、つけた器具によっては微妙な調整が難しい場合があります。



 色は、赤・青・緑のダイオードの比率で決まります。

 最近は、LEDも様々な色が出ていて、白熱球に近い温もりのある色合いを再現している商品も出ています。これは、赤・青・緑の比率を変えて表現しているものです。

 

 ただ、LEDでは、青い光つまり「ブルーライト」が必ず入ります。

 ブルーライトは、言うなれば紫外線のようなもの。

 他の色の光と比べて波長が短いため、散乱しやすい性質を持っており、目に刺激が強いのです。

 

 疲れ目の原因が、ディスプレイの画面の見過ぎと言われることもありますね。
 現在、ほとんどのパソコンやスマホがブルーライトを出すLEDを使っています。


 お部屋の照明でLED使う場合、光からの距離も遠く、スマホほど気にする必要はないのですが、やっぱり刺激が強い光なのには変わりません。LED照明でも、目がチカチカするという方もいらっしゃいます。

 


 

 いかがでしたか? 


 次回は、上手に3つの電球を使い分けるコツをお伝えしますね。

 どうぞお楽しみに。